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元中古車ディーラー9年の中古車オタクが「1円でも高く売る」ための本音とお得情報を発信
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ローンが残っている車は売れる?確認方法と売るまでの流れ

2026 11/06
売却の流れ・手続き
2026年11月6日
ローンが残っている車は売れる?確認方法と売るまでの流れ

「まだローンが残っているけど、車を売ることってできるの?」

車の乗り換えを考えたとき、こんな不安を持つ人はとても多いです。ローンを払っている途中の車を売っていいのか、勝手に売ったら怒られるんじゃないか…と心配になりますよね。

この記事では、元中古車ディーラーのぼくが、ローンが残っている車を売るときに確認すること、売るまでの流れ、お店に任せられることをまとめました。

結論を先に言うと、ローンが残っている車でも売ることはできます。 ただし、まず「車の名義がだれになっているか」を確認するのが最初の一歩です。そのうえで、残りのローンと買取額のどちらが大きいかで、流れが変わります。

目次

まずは車検証の「所有者」を見てみよう

ローンが残っている車を売るとき、一番最初にやってほしいのが車検証の確認です。車検証は、ふだんはダッシュボードの中などに入れてある、車の身分証明書のような書類です。

車検証には「所有者」と「使用者」という2つの欄があります。

  • 所有者:その車の持ち主(法律上の名義人)
  • 使用者:その車をふだん使っている人

ここで、所有者の欄に自分の名前が書いてあるか、ローン会社やディーラーの名前が書いてあるかを見てください。

所有者がローン会社やディーラーになっている場合

所有者の欄にローン会社やディーラーの名前が書いてあり、使用者の欄に自分の名前がある。この状態を所有権留保といいます。所有権留保とは、ローンを払い終わるまで、車の名義をローン会社などが持っておくしくみのことです。

この場合、車をふだん使っているのは自分でも、法律上の持ち主はローン会社などです。なので、自分だけの判断で売ることはできません。売るには、ローンを払い終えて名義を外してもらう(所有権の解除)手続きが必要になります。

所有者が自分になっている場合

所有者の欄が自分の名前なら、名義の面では自分の車です。銀行などのマイカーローン(車を担保にしないローン)を使った場合は、こうなっていることが多いです。

この場合は、車を売ること自体は名義の上では問題ありません。ただ、ローンの契約の中身によって決まりがあることもあるので、念のためローンを組んだ銀行などに確認しておくと安心です。

最初の一歩は「車検証の所有者欄を見ること」。自分の名前か、ローン会社・ディーラーの名前かで、その後の流れが変わります。

最近の車検証は、ICチップ付きのカード型になっていて、券面に所有者などが書かれていないことがあります。その場合は、一緒に渡される「自動車検査証記録事項」という紙で確認できます。わからなければ、購入したお店に聞いてみてください。

残りのローン(残債)はどこで確認する?

次に、ローンがあといくら残っているか(残債)を確認します。残債とは、まだ払い終わっていないローンの残りの金額のことです。

確認する先は、ローンを組んだところです。

ローンを組んだところ確認のしかた
ディーラーで組んだローンディーラーか、提携しているローン会社に問い合わせる
信販会社(ローン会社)のローン契約しているローン会社の窓口や会員ページで確認
銀行のマイカーローン銀行の窓口や、ネットバンキングで確認

手元にローンの契約書や、毎月の支払いの明細があれば、そこに問い合わせ先が書いてあることが多いです。

ここで気をつけたいのは、「いつの時点で払い終えるか」で残りの金額が変わることです。途中で全部払う(一括返済)ときの金額は、毎月の支払いの残りを単純に足した金額とちがうことがあります。売るときの手続きの日に合わせて「その日に全部払うといくらか」を、ローン会社に確認しておきましょう。

買取額がローンの残りより「高い」場合の流れ

一番スムーズなのが、車の買取額がローンの残りより高い場合です。たとえば、こんなイメージです。

  • 買取額:150万円(例えば)
  • ローンの残り:100万円(例えば)

この場合のよくある流れは、次のとおりです。

  1. 買取店に車を見てもらい、金額に納得したら契約する
  2. 買取店が、買取額の中からローンの残りをローン会社に払う
  3. ローン会社が所有権の解除(名義を外す手続き)に必要な書類を出す
  4. 名義変更が済み、残りの金額(例では50万円)が自分に振り込まれる

多くの買取店では、ローン会社とのやり取りや所有権の解除の手続きを代わりにやってくれます。 売る側は、ローン会社の名前や契約の番号などを伝えて、必要な書類をそろえるのが主な役目です。どこまでやってくれるかはお店によってちがうので、契約の前に聞いておきましょう。

買取額がローンの残りより「低い」場合の流れ

ちょっと考えないといけないのが、買取額がローンの残りより低い場合です。

  • 買取額:80万円(例えば)
  • ローンの残り:100万円(例えば)

この場合、買取額だけではローンを払い切れず、差の20万円をどうするかを決める必要があります。よくある方法は次のようなものです。

方法どういうことか気をつけたいこと
手持ちのお金で払う足りない分を自分で用意してローンを払い終える一番シンプル。まとまったお金が必要
新しいローンを組む足りない分を、別のローンで借りて払う利息がかかる。返す期間と総額をよく確認
次の車のローンにまとめる乗り換えのとき、足りない分を次の車のローンに足す次の車の支払いが増える。お店によって扱いがちがう

どの方法が使えるかは、お店やローン会社の決まりによってちがいます。また、ローンにローンを重ねると、そのぶん払う金額の合計が増えていきます。「いくら借りて、いつまでに、合計いくら払うのか」を、お店とローン会社にしっかり確認してから決めてください。

ディーラー時代、乗り換えのご相談で、こんなお客さまがいました。今の車のローンが思ったより残っていて、買取額では払い切れないとわかったんです。そのとき、足りない分を次の車のローンにまとめる方法もありましたが、合計の支払いを一緒に計算してみたら、思っていたより月々の負担が大きくなることがわかりました。結局、そのお客さまは乗り換えを少し先にのばして、ローンを減らしてから売ることにしました。急がない選択肢もある、ということは覚えておいてほしいです。

残価設定ローンの場合は少し注意

最近は、残価設定ローン(残クレ)で車を買う人も増えています。残価設定ローンとは、数年後の車の下取り価格(残価)をあらかじめ決めておき、その分を引いた金額を毎月払っていくローンのことです。

このローンは、契約の最後に「車を返す」「残りを払って乗り続ける」「次の車に乗り換える」などから選ぶしくみになっていることが多いです。途中で買取店に売ることを考えるなら、次の点をローン会社やディーラーに確認しておきましょう。

  • 途中で全部払い終える場合、いくら必要か
  • 途中で売ることについて、契約上の決まりがあるか
  • 所有者の欄がだれになっているか

残価設定ローンは、ふつうのローンより最後に残る金額が大きくなりやすいので、「買取額で払い切れるか」を先に計算しておくことがとくに大事です。

少しでも差をうめるには「高く売る」ことが一番

買取額がローンの残りに届くかどうかは、売り方で変わることもあります。中古車の値段は市場の相場で9割が決まりますが、売り方で動く1割の部分で、差をうめられることがあるんです。

  • 自分の車の相場を調べてから査定に行く
  • 1社だけでなく、3社以上に見てもらう
  • 記録簿(点検の記録)やスペアキーをそろえておく

相場の調べ方は 車の買取相場の調べ方 で、ぼくがいつも使っている「販売サイトの値段から逆算するやり方」を紹介しています。

何社にも見てもらうのが大変なら、一括査定を使うと、まとめて声をかけられます。ローンが残っていることは、申し込んだあとの電話や査定のときに伝えておけば大丈夫です。

一括査定で相場を比べるなら

  • MOTA車買取(公式サイト)
  • ナビクル(公式サイト)
  • グーネット買取(公式サイト)

※サービスの内容や対応エリアは、各公式サイトでご確認ください。

ローン中の車の扱いに慣れているかどうかも、お店を選ぶ手がかりになります。お店の種類ごとのちがいは 買取店の選び方 で比べています。

お店に任せられること・自分でやること

最後に、ローンが残っている車を売るときの役割分担を整理しておきます。ここもお店によって差があるので、目安として見てください。

お店に任せられることが多いもの

  • ローン会社への残債の確認と支払い
  • 所有権の解除の手続き
  • 名義変更の手続き

自分でやること

  • 車検証の所有者欄を確認する
  • ローン会社の名前・連絡先・契約の番号をお店に伝える
  • 印鑑登録証明書など、自分で用意する書類をそろえる
  • 買取額が足りない場合に、差をどうするか決める

ディーラー時代、所有権の解除の手続きは、お店側では日常的に扱っていました。お客さまからすると難しそうに感じる手続きでも、お店に慣れた担当者がいれば、思っているよりスムーズに進むことが多いです。不安なことは遠慮せずに、最初の査定のときに「ローンが残っているんですが」と相談してみてください。

売るときの全体の流れや、必要な書類は 車を売るときの流れと必要書類 にまとめています。

この記事は一般的な流れの説明です。ローンの契約の中身や、お店ごとの手続きはちがうことがあるので、くわしくは必ずローン会社と買取店に確認してください。

まとめ

  • ローンが残っている車でも、売ることはできる
  • まずは車検証の所有者欄を見て、自分の名前かローン会社・ディーラーの名前かを確認する
  • 残りのローンは、ローンを組んだところ(ディーラー・ローン会社・銀行)で確認する
  • 買取額が残りより高ければ、多くの場合お店がローンの支払いと手続きを代わりにやってくれる
  • 買取額が足りない場合は、差をどうするかをお店とローン会社に確認してから決める

「ローンの残りに届くか、まずは目安を知りたい」という人は、LINEで車種・年式・走行距離を送ってください。ぼくが「あなたの車」の買取額を無料で試算します。どこのお店にも属していないので、しつこい営業はしません。

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そうた

そうた
元中古車ディーラー(9年)・中古車オタク

中古車ディーラーで9年、査定・買取・販売を経験。お店側を知っているからこそ言える「1円でも高く売る」ための本音を発信しています。

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